今までだって、こんな場面たくさん見てるはずなのに。
胸がぎゅーっと締め付けられる。
私が真っ赤になって、いっぱいいっぱいになっちゃうことも、あの先輩は簡単に出来ちゃって。
やっぱりこの間、からかわれてたんだな、って、思い知らされる。
あれ? なんだろう?
この苦しさは。
「あーぁ。もっと先までしたいのにっ」
そう言う女の先輩。
私なんかよりずっと大人で。
「今日は無理かな〜。」
「もう!またぁ〜?最近なんか、付き合い悪くない?絶対あの子の悪影響!」
私よりずっと似合ってる。
「だから、そんなんじゃないってば。」
…やっぱり師匠は、優しい。
こんな、私にだって。
私が女の子だから。
わざわざ庇ってくれなくていいのに。

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