それから。 私は1日中ゆでだこみたいだった。に、違いない。 ふとした瞬間に、師匠の顔を、声を、香りを思い出しちゃってあたふた。 おかげで、遠藤くんを眺めているにも関わらず、いつものような気持ちにならないし。 ってゆーかむしろ、今師匠何してるかな?…なんて。 「私…何考えてんのっ!」 頬をぱちんと叩いて、大きく頭を振る。 ほんと…何考えてんだろ。 こんな風にぼうっとしちゃうのも、あんなことした師匠のせいなんだからっ!