はるかかなた





次の朝、
早めに登校して教室に入ったら
机に突っ伏して寝ている
1人の生徒。




私の前の席で
気持ちよさそうに寝てた。




顔は見えないけれど
茶色のふわふわな髪が印象的




―――がたっ



私が椅子を引く音で
少しだけ体制を変えた。


(起こしちゃったかな…?;;)



彼はまた規則的な寝息をたてて
すやすやと眠り始めた。