あっさり謝って
高校まで決めちゃって
強制的にあたしも一緒だし
本当に自由…いや
自分勝手だよ、叶多は。



それなのにさ
今気づいたんだ
こんなに淋しく感じた理由も
こんなに泣いた理由も





あたし、叶多のこと
好きだったんだ。













今までは近すぎて
気づかなかった
叶多がいるのが私の
当たり前になってたから

急にどっかいくなんて

もう隣にいないなんて
頭がついていかないや。



涙を拭いながら


2年後の約束を
絶対果たそうって

それまで待っていようって

ひとりぼっちで
胸に誓った。