「あたしは応援するよ?杏の恋っ!音楽室行くんでしょ?しっかり話して来な!!」 『飛鳥…』 飛鳥はピースサインをして教室から出て行った。 『ありがとう』 聞こえる訳ないのに、誰も居ない教室で呟いた。 もしかしたら音楽室に居ないかもしれない… 昨日の事があるし… それでも、あたしは音楽室へ向かった。