黒澤君は黙ったままピアノを閉じた。 『弾いてよ』 「…」 『いつものやつ!』 「…」 『じゃあ何て曲名?すごく良い曲だね』 「良い曲…?」 ずっと黙ってた黒澤君が、やっと反応してくれた。 『うん!!凄く』 「…」