――…パチパチパチッ 雨の音が鳴るように、大きな拍手の音が響いた。 ぼんやりしてたあたしは、その音でようやく現実に気づいた。 ショーが終わり、出演者全員が舞台の上に立ってお辞儀をしている。 その中には、当然澄香さんの姿もあった。 まわりのキレイな人にも負けないほど、威風堂々と立つ澄香さん。 「……キレイ、だね」 誰にいうでもなく、小さく呟いた。 ただ素直に、キレイだと思ったから。 だから――… 「そうだな」 恭兄の同意の言葉が、なによりも痛かった。