ファーストキスは蜜の味。-ver.Ⅱ-


あたしたちはつきあったタイミングが悪かったのかもしれない。


つきあってすぐに補習だし。

そのせいか恭兄は三割増しでピリピリしてる。



夜のドッキリ!?お宅訪問!!もご無沙汰。




なんか……
恭兄が足りないよ。




「学校で物欲しそうな顔すんな」

「へっ!!?」


物欲しそうな顔ってどんなんよ!!


「してないしっ」



即座に否定したのに、恭兄はニィッて口の端をあげた。



「食っちまいたくなるだろ」



久々の俺様、ドS様



――…降臨?