恭兄は無神経。 女の子の気持ちなんて、微塵も考えてないんだ。 あたしがどんな気持ちで、作ったこともないハンバーグを頑張ったか、わかる? 恭兄だから…… ダイスキな恭兄だから、食べてもらいたかったのに。 マズくても、これから頑張るよ、っていおうと思ったのに。 なのに恭兄は、昔の彼女を思い出すんだね。 「恭兄なんてダイキライ」 「……は?」 「ごちそうさまっ!!!」 あたしはさっさと食器を片づけると、なにもいわない恭兄を置いて二階へとあがっていった。