「詠葉の体、ヤラシイよな」
「んぁっ、そんな、こと…っ」
大きな手は、あたしの小さな膨らみを包んだ。
カタチをなぞる手は、胸を大きくしようとかフザけてるときと違って、優しく触れる。
体に力の入らないあたしは、台所のフチにしがみつきながら、恭兄の足に支えられてる。
その足が、慣れてるんだな、って思わせる。
「い、あぅっ、…ンん」
首筋に口をよせられ、手はあたしの胸をもてあそぶ。
上まで捲くり上げられたキャミは、鎖骨のあたりでとめられている。
あらわになってる胸は、エプロンがあるから恭兄に直接みられることはないんだけど……
「エプロンが擦れて、気持ちイイの?」
「ちが…っぅ」
くすぐったいの!!
っていったって、甘々なSモードの恭兄は、なにをいっても聞いてないんだろうな。

