「……わぁ、夕陽がキレイ」


窓から差し込む夕陽。

本当に黄金色に輝いてて、とってもキレイ。



そんなキレイな景色すら、感情こめていえないのはこの状況のせい。




「そうだな」

同意した恭兄は、ソファーからこっちを眺めてる。

みないで欲しいのに、じっくり監察されてるみたいで居心地が悪い。



「恭兄…
……みすぎ」

「べつにイイだろ。
自分の女みるくらい」


「自分の女って……っ」


間違ってはいない。

だけど面と向かってそういわれると、なんていうか……くすぐったい?