あたしと海翔は手を繋ぎ、教室へ向かった。

陰で祐弥君が見てる事も知らずに…。


祐 「おれの女になれよ…」

言えるわけがない。俺には美優ちゃんがおるし。


―――…――――…

放課後になり、

祐 「真奈美、部活決まった??」

真 「まだ決まってない」

祐 「バスケはどう?バスケのマネージャー」

美 「あっあたしやりたいっ!」

祐 「美優ちゃんなってくれるん?」

美 「うん!真奈美も一緒にやろ?」

真 「うーん…海翔は何に入るの??」

海 「俺?俺サッカー部に入ってるよ」

真 「サッカーかぁ。サッカーもマネージャー募集してるんかな?」

海 「うん しとるよ。入ってくれるん?」

祐 「…………。」

真 「海翔がいるし、まじ考えようかなあ」

ガタンッ…

祐 「勝手にすればぁ?」


なぜか祐弥君、機嫌悪い様だ


美 「祐弥ぁなんで怒ってんのぉ?」


祐弥君はギロリと美優を睨む。


美 「なっ何よ…怖い顔してさぁ」

海翔と真奈美は祐弥君のこと、気にせずに手を繋ぎ合いおしゃべりをしている。