咲子はいやっと龍一を突き放す。
そして走って行った…。


龍 「くそっ!!そいつぶっ殺してやる!俺の可愛い咲子に」

真 「別れるの待ってみたら?」

龍 「は?無理やし」

真 「あたし振られたばっかりやのに酷いよ」

龍 「あ…ごめん、おれ…咲子でいっぱいだった」

あたしは泣き崩れてしまった。
龍一が咲子に夢中でキスまでして…

龍一があたしのとこに来て…
あたしを抱きしめた。


真 「咲子を抱きしめといてあたしに抱き着くとかよぉ出来るね?」

龍 「…咲子の事すぐには忘れる事出来ないけど…それでもいいなら付き合う???」

真 「あたし二番目ってこと?」

龍 「……」


あたしはそれでも龍一と一緒にいれるなら…って思っていた。
振られたばかりなのに、龍一が咲子にキスしたりしたけど、それでも龍一が好きだから許してしまった…。。


龍一と付き合う事になって、デート中でも学校でもどこでも咲子の話ばっかりだった…


咲 「龍一、真奈美。志望校決まった??」

龍 「咲子は何処に行くの?」

咲 「県外の普通の高校に通うよ。彼氏がいるんだ」

真 「頑張ってね。あたしは聾学校出るよ」

龍 「俺も咲子と同じ高校に行く!!」

咲 「難しいよー?レベル高いとこだから」

龍 「必死に勉強するよ」

咲 「まあ、頑張ってね。真奈美も頑張って」

真 「ありがとう」


やっぱり付き合ってても咲子の事ばっかりだ…
咲子は彼氏に夢中だし、あたしは龍一を振り向かせようと努力した。

――――――――…