メールを切ってから
あたしはお風呂に入って
キヨを待った。


「お邪魔しまーす!」

「あら貴世里ちゃんいらっしゃい♪奏子は上よ」

「ありがとうございます」

下からお母さんとキヨの会話が聞こえた。


「やっほ♪」

『うん』

「何その反応(笑)」

『うん…』


「…なんかあったの?」

いつもと様子が違うあたしに気付いて声のトーンが下がるキヨ。