みんなお弁当を食べ終えて、昼休みも終わりそうだったから屋上で解散した。


『キヨ〜♪どうだった?なんか仲良くなってたじゃん??』
「どうって…いい人そうだし…話しやすかったわよ」
『へぇ〜?…貴世里さん…明人君に恋しちゃいましたか?!』
「は?!しっ、してないわよ!!」
『え〜?怪しいなぁ〜♪』
「〜っ///もう!バカナには教えません!!」
『え?!え〜やだやだ!教えて下さい貴世里さーん!!』


まだ確証は得てないけど、キヨはメイトに恋しちゃったみたいだし?

あたしは……そうだ。あたしって…"偽"彼女なんだ。
また忘れるとこだった!!


胸の痛みに気付かないふりをして、始業のチャイムと共に教室に入った。