ガチャ…

屋上の扉の鍵は開いていて、中(外?)をのぞくと結構人がいた。

「結構にぎわってんのね。」
『うん…こんなにいるとは思わなかったなー…』

予想以上の人の数にキヨと2人、立ち尽くしていると、

「あっ!おーいカナ!!こっちこっちー!!」

あたしの名前を呼ぶ爽やかで体育会系の声が屋上に響く。

声のする方を見ると、あたしとキヨの方に向かってブンブン手を振ってるソウタの姿があった。
その横にいるのは…ソウタの友達?

小走りでソウタたちの元へ駆け寄った。