「キヨ??…あぁ!カナと一緒にいる子?」
『う・・ん。』

まだソウタに名前呼ばれるのになれない。
実はキヨ以外に「カナ」って呼ぶ人はごくわずかしかいないから、なんだか変な感じ。
それにソウタの声ってすごい良い声で…ってなんかあたし変態みたいじゃん!?///

「あの子キヨちゃんて言うんだ!…いいよ!そのキヨちゃんも一緒に食べよう!」
『え?あ、い、いいの??』
「当然じゃーん♪あ、でもその代わり、俺の友達も誘っていい?」
『うんいいよ!』
「じゃあ…4限終わったら屋上で!」
『分かった♪じゃあキヨにも伝えとくね。』
「うんよろしく!」

今日の約束を済ませて、学校に着いたから教室の前でバイバイした。

「んじゃ昼休みに!忘れんなよー??笑」
『忘れないよーだっ!!』
ソウタに向かってべーってしてやった。
「うわーこえぇ~!!」
『ちょっと!ひどくない!?』
「ごめんごめん!うそだって!!じゃあまたっ!」

大きな背中が教室へ入っていく。
教室の窓から差し込む朝日が余計にソウタを輝かせるから、思わず目を細めながら見とれてしまった。