「優、ありがとう」

「おう!」


ひまわりみたいなオレンジ色の私の大好きな
私の大好きな人の笑顔



最後だね


この笑顔が見れるのは・・・


もう最後にする



「ゆう・・・」


「なに?!」



「もう別れよう?!」


「何言ってるの?さっき言ったじゃん」



「うれしかったよ」

「じゃあ何で?」




「プロポーズうれしかったよでも、バイバイ」

「ヤダ」


「わかったから出て行って・・・」


「無理」


「ほんとに出て行って・・・」
まだ一緒にいたいよ・・・


「優、もし私のこと好きならキスして?抱いて・・・ここで」


こうするしかなかった
このときの私はこれしか思いつかなかった



私の顔に熱くてやわらかいキスがふってきて

私と唇に重なった


だんだん優の唇が移動していって

首筋をなでる


そのときからだが反応した


「俺・・・帰るから」


「なんで?私がやったことないからできないの・・・じゃあ別れよう」


「わかった・・・」




~パタン



静かに病室の扉がしまった