「じゃあ…俺はそろそろ出掛けるから、お前は家に居ろよ?一歩も外を出るな。わかったら返事。」


そう言うと、女は少し戸惑いながら

「何で…ですか?ご飯は食べないんですか?」


何でも何もねぇだろ。
ご飯って…

血 だし。

まぁ言えねぇから、

「外で食べて来るよ」

と言い、部屋のドアを開けた。

すると腕を引っ張られ、

「作っ…たので!お願い…します、食べて下さい」

そう言う女の目は、真っ直ぐで逸らす事が出来なく、仕方ないから食べる事にした。