意識転送の魔法は、 ものの10分足らずで終了。 当時の現場に居合わせた校長の、 記憶、心境、感覚が、 琥珀の脳内にどっと流れ込んできた。 あまりに悲惨な光景に、 琥珀は眉をひそめる。 「酷いな…」 そこで琥珀が感じ取っていた記憶とは、 血の海に肉片が散らばっている様子と、 濃い鉄の匂い。 常人なら、気が狂ってしまうだろう。