琥珀はそのとき、 全ての返答を返そうと思っていたのだが、 あることを思い出したのでやめた。 ただ、その断りの言葉が あまりにそっけなかったもので、 悪評を買うことになる。 それに気づくのはほんの数秒後。 本人、悪気は全く無かったのだが… 「悪いが校長に呼ばれているので 失礼させてもらう」 クラスメイトの一人が、 愚痴をこぼすのを 耳の片隅で微かに捕らえた時、 …そう、ここで琥珀は後悔した。