不機嫌な彼




「…」




…なんでしょうか…?






「…先輩、次体育なんですか?」




「うん」






…そうなんだ…

いやいや…そうじゃなくてですね

倉庫の入り口に先輩がたっていて

出たくても出れない…




「…あの…ッ「タオル」」




…え?




「…タオル?」




「貸して」




そういってずかずかとちかづいてきて

あたしの首にかかっていたタオルをとった





「…ッ」





一瞬先輩の手が頬をかすって

びくってなった