クールでシンプルなメール カチカチ パタン ケータイを閉じたと同時に鳴ったインターフォン 廊下を小走りで走って鍵を開けた 「きたで、」 笑顔をみせずにスーツのポケットから手を出して あたしをすぐに抱きしめてくれた 背中に手を回すと冬の寒さで冷えてるスーツ だけど、温かい そして、耳元で呟く 「会いたかった…」