しばらく2人のぎこちない会話を聞いた後、アリスに断りを入れ、恭平を連れ出した。
誰も入って来れない場所が男子トイレしかなくて、仕方なくトイレで話を聞くことにした。
幸い人が居る気配も無く、誰にも聞かれずに済みそうだった。
『…お前恭平だよな?』
何から話せばいいのか分からず、そんな事を聞いた俺に、恭平はフッと笑いそうだと答えた。
『アリスさん…』
「無理にさんなんて付けなくていいよ。
陸が言いたいことも分かる。紅ちゃんが誰か気になってんだろ?」
トイレのドアに寄りかかり、俯いた恭平に『うん』と返した。
「…アリスはさ、俺の幼なじみなんだ。
家が近くてよく遊んでた。 …幼稚園、小学校と同じで、結構なかよかったんだよね。」
淡々と話す恭平の声は、少し冷めてた。
冷めてて、遠かった。
聞いても開いてもいけない扉を、無理矢理こじ開けてるみたいで、段々聞いてるのが辛くなってきた。
アリスに聞いた内容を聞かされたあと、恭平が紅ちゃんって人の名前を出した。
「紅ちゃんって言うのはさ…」
『恭平…』
「なに?」
恭平が最後まで言いきる前に、話を止めた。
誰も入って来れない場所が男子トイレしかなくて、仕方なくトイレで話を聞くことにした。
幸い人が居る気配も無く、誰にも聞かれずに済みそうだった。
『…お前恭平だよな?』
何から話せばいいのか分からず、そんな事を聞いた俺に、恭平はフッと笑いそうだと答えた。
『アリスさん…』
「無理にさんなんて付けなくていいよ。
陸が言いたいことも分かる。紅ちゃんが誰か気になってんだろ?」
トイレのドアに寄りかかり、俯いた恭平に『うん』と返した。
「…アリスはさ、俺の幼なじみなんだ。
家が近くてよく遊んでた。 …幼稚園、小学校と同じで、結構なかよかったんだよね。」
淡々と話す恭平の声は、少し冷めてた。
冷めてて、遠かった。
聞いても開いてもいけない扉を、無理矢理こじ開けてるみたいで、段々聞いてるのが辛くなってきた。
アリスに聞いた内容を聞かされたあと、恭平が紅ちゃんって人の名前を出した。
「紅ちゃんって言うのはさ…」
『恭平…』
「なに?」
恭平が最後まで言いきる前に、話を止めた。


