『はい。』
ケーキを食べてる間、お互い無言だった。
あの話の後で明るい話をしろって方が無理に近い。
「一ノ瀬さんは好きな人いとからっしゃるんですか?」
ケーキを半分食べ終えたところで、そんな事を聞かれ、躊躇せず"いる"と答えた。
「そうなんですか!!
きっと素敵な方なんでしょうね。」
優しい笑顔を向けられ、後ろにいるんだけどな…なんて思いながら『すごく可愛い人なんです』とワザと大きな声で言った。
後ろで葵がどんな顔をしてるのか気になったけど、振り向くわけにもいかず残ったケーキを食べた。
『…ちょっと失礼します。』
席を立った俺に、アリスは無言で頷いた。
俺はついでだからと、葵の顔を横目に見た。
ほんの数秒だけど、頬を赤くした葵に睨まれた。
─扉を閉めると、自然と口元に笑みが浮かんだ。多分、ニヤけに近かったと思う。
必死にその顔を隠し、店員に聞いたトイレで用をたし、出て来た時一人寂しく何かを食べてる恭平の後ろ姿を見つけた。
『…ミルフィーユ?って』
「ん?」
ケーキを食べてる間、お互い無言だった。
あの話の後で明るい話をしろって方が無理に近い。
「一ノ瀬さんは好きな人いとからっしゃるんですか?」
ケーキを半分食べ終えたところで、そんな事を聞かれ、躊躇せず"いる"と答えた。
「そうなんですか!!
きっと素敵な方なんでしょうね。」
優しい笑顔を向けられ、後ろにいるんだけどな…なんて思いながら『すごく可愛い人なんです』とワザと大きな声で言った。
後ろで葵がどんな顔をしてるのか気になったけど、振り向くわけにもいかず残ったケーキを食べた。
『…ちょっと失礼します。』
席を立った俺に、アリスは無言で頷いた。
俺はついでだからと、葵の顔を横目に見た。
ほんの数秒だけど、頬を赤くした葵に睨まれた。
─扉を閉めると、自然と口元に笑みが浮かんだ。多分、ニヤけに近かったと思う。
必死にその顔を隠し、店員に聞いたトイレで用をたし、出て来た時一人寂しく何かを食べてる恭平の後ろ姿を見つけた。
『…ミルフィーユ?って』
「ん?」


