「ここから陸の家見えるかな?」
『見えるわけねえじゃん、俺の家逆方向だし。』
葵の後ろを示すと、そっか。なんて言いながら恥ずかしそうに笑ってた。
今すぐ隣に移って、抱きしめたいのを必死に抑えた。
葵といるのに、違う人の事を考えてた。
そんな事が俺の心に罪悪感のモヤをかけた。
こんな気持ちで葵を汚しちゃいけない。そう思ったら、知らぬまに口から言葉が出てた。
「えっ?」
いきなり謝った俺に、驚く葵に素直な気持ちを伝えた。
『俺さっき名波の事考えてた…前に遊園地行った時、名波と一緒に観覧車乗ったんだ。
俺は乗る気はなかったんだけど、その場の空気で…
その時、頂上でキスしたカップルは幸せになれるかって話しになったんだ。』
「したの?」
『えっ?』
「名波さんと、キス、したの?」
葵の声が震えてた。
薄暗い中でもライトアップされてるお陰で、どんな顔をしてるのかはハッキリ見えた。
『してないよ。
するわけねぇじゃん!!
ただ、そんな話しした事を思い出しただけ。』
「そっか…」
今にもこぼれ落ちそうな程、目に涙を溜めて小さく笑った。
『見えるわけねえじゃん、俺の家逆方向だし。』
葵の後ろを示すと、そっか。なんて言いながら恥ずかしそうに笑ってた。
今すぐ隣に移って、抱きしめたいのを必死に抑えた。
葵といるのに、違う人の事を考えてた。
そんな事が俺の心に罪悪感のモヤをかけた。
こんな気持ちで葵を汚しちゃいけない。そう思ったら、知らぬまに口から言葉が出てた。
「えっ?」
いきなり謝った俺に、驚く葵に素直な気持ちを伝えた。
『俺さっき名波の事考えてた…前に遊園地行った時、名波と一緒に観覧車乗ったんだ。
俺は乗る気はなかったんだけど、その場の空気で…
その時、頂上でキスしたカップルは幸せになれるかって話しになったんだ。』
「したの?」
『えっ?』
「名波さんと、キス、したの?」
葵の声が震えてた。
薄暗い中でもライトアップされてるお陰で、どんな顔をしてるのかはハッキリ見えた。
『してないよ。
するわけねぇじゃん!!
ただ、そんな話しした事を思い出しただけ。』
「そっか…」
今にもこぼれ落ちそうな程、目に涙を溜めて小さく笑った。


