僕の執事 完結編

『俺さ、自分でも驚くほどお前が好きなんだ。
でも、それ以上に不安っていうか。
自分で執事辞めさせるって決めたハズなのに、今更になってこのままでいたい。って思う自分がいてさ?
俺がお前にさっきみたいにちょっかい出すのは、素直にそうしたいからっていうのもあるけど…
触れてないと、押しつぶされそうで怖いんだ…』


「怖い?」


『葵が居なくなった後が想像出来なくてさ
まぁ、また騎馬と二人に戻るだけなんだけど
一度経験してる分、次が怖くて。
きっと好きすぎるんだな俺が。』


「…陸…」


そこから少し間が空いた。


「不安なのは私も同じです。 私も側に陸がいたら触れたいと思うし、手だって堂々と繋ぎだいです。
髪を撫でられればドキッとするし、近くにいるだけでどうしようもないくらいドキドキして…
でも、今の私は執事です。
あなたが辞めるなというなら、それに従いますし、側にいろ。と言われれば嫌と言われるまでお側にいます。
怖くて不安なのは、私も同じです。」


葵の言葉に、あれほどモヤモヤしてた心がスッと消えてった。


『葵…?』


「はい、何でしょう?」


立ち上がり微笑む葵の側に行くと、小さな体を抱きしめた。