紫陽花

 
次の日の朝携帯のアラームで目覚めたら隣に女が居た。

『こいつ誰だっけ?』

「もう起きたの〜?」

「んー、部活だからな。」

『あっ昨日連れ込んだ唯って女だ。』

家に来た後図々しく、そのまま俺の部屋で寝出したことを思い出した。

「えっ部活やってるの!?」

「まーな。じゃあもう朝練始まるから家出るわ。適当に準備して帰ってていいよ。」

「あっちょっと待って…」

俺はシカトしてそのまま学校に向かった。

こんな毎日を過ごす。物足りないと思いつつも平穏が一番大事だし。