紫陽花

 
そのままスウエットに
キティサン[キティちゃんサンダル]の格好で
近くのお好み焼き屋に向かった。


ガラガラガラ

「おばちゃん久々〜」

「あら正樹ちゃんいらっしゃい。」


そのままお好み焼きを焼き
適当に会話をしてたら
木ノ下が口を開いた。


「ってか葵ちゃん(谷口)が今日元気なかったんだけど正樹知ってる?」



「知らん。」


本当は多少想像はついた。


「斉藤に聞いても無駄だろ。こいつ女心わかんねーし。」

と如何にも自分は知ってるぞ
と言わんばかりに前田が言った。


「あってか前田くんと東くんって正樹が誰好きか知らない!?」


「こいつは女好きだけど好きにはならないからな〜。」

「確かに。いつか本当に殺されるぞ?(笑)」


…こいつらうるさい。


「じゃあ葵のこと好きになってね〜!」

葵の発言に前田が反応した。

「えっまさかの問題発言!?」

いまいち理解出来ずボケッとしてたら
東がわざとらしく溜め息を吐き
ダメだこいつと呟いた。


その後、お好み焼きを食べて家に帰り再び眠りに着いた。