紫陽花

 
事が済んでタバコを
吸ってたら谷口が口を開いた。


「うちね…正樹にふられてからもずっと好きだったの…
勇気はそれでもいいってゆって付き合ってくれた…
だけどどうしても忘れられなかったの…」


俺は何もゆうことも出来ずに
タバコくわえたまま頷くだけだった。


「いつもたまに学校来たら
馬鹿やって騒いでる
正樹の姿を見てた…
正樹が好きになれない理由も知ってる…
だけどね…それでも諦めれなかったの…」


「そっか…」


それだけ言って
俺は家について布団に入った。


『谷口あのこと知ってたんだ…』


そのまま眠りに着いた…