「鈴は昔から皆が騒ぐ人に興味ないからねー」

「だって、興味ないから」

「まあ、もう高校生なんだし、彼氏の一人ぐらい作ったら?じゃあ、私は彼氏と帰るからまた明日ねっ」


美咲はそう言って嬉しそうに駆け足で彼氏の元に行った。



「…彼氏…かあ」

ため息混じりに呟いて、さっき美咲が見ていた窓から景色を見てみた。