……



えっと…



あまりにも衝撃的な展開に、頭がついていかない。



でも、この金髪の男──



確実に…強い──



それだけは分かった。



今まで、ヤンキーやってきたし、家にもそうゆう系の人がたくさんいる。



でも、こんな強い人見たことない。



目を見開きガン見するあたしをよそに、金髪の男は立ち去ろうとする。



「えッ!!あ、ちょっと…」



引き止めるあたしの声もむなしく、金色の髪を輝かせながら、去っていった。



しばらくあたしは、その場から動けなかった。