「んもー
煩いですっ!!!」

「お、生きてた。
生きてた。」



不覚にも
私はドアを開け
ドアの前の人間を睨んでいた。

目の前に立っている男の人は
見たところ、まだ20代だろう。

それとも、童顔なだけなのだろうか。

どちらにしても
知らない人だった。



「誰ですか…」



半分くらいドアを閉め
隙間から、その男の人を私は睨んだ。



「誰って…」



何故かショックを受けてる見知らぬ人。

新手の訪問販売か?
それとも詐欺師か?

どちらにしても
私がこの人と会話をする義理はない。