病室のベッドの横にある引き出しの中の奥に婚姻署があった。 その上には指輪があったらしい。 多分元気になったらあきなちゃんに渡す予定だったのよとお母さんが言った。 婚姻署の夫となる人の欄には少し癖のある優の名前が書いてあった。 私は迷わずもう一つの欄を埋めて区役所に持っていった。 しかし亡人の妻になることは決して簡単ではなかった。 そしてつい去年受理された。 今は井上あきな。 世界一宇宙一愛しい愛しいその名字。 優…?? 私幸せだよ。 優……… 大好き END