突然の告白・・・。

「・・・。」

実は今さっき弥生と別れた。理由はむかついたから。俺は遥の味方だから遥を泣かせたらいけない。

遥は大事な存在だ。

弥生は好きだった。だけど、たまにズレたとこともあって・・。長くは続かない気がした。

「好きじゃないよ・・・。」

俺は言った。

「え!?」

予想通り遥は驚いていた。

「別れた・・・。」

しばらくの間沈黙が続き、俺が口を開く。

「俺、遥は廉太郎が好きだって思ってた。・・・違ったんだな。」

遥が頷いた。

「俺、遥とは最初から友達じゃなかったのかもな。」

遥の目からは涙がたくさん溢れた。

「好きだよ。」

遥は顔を上げる。

「好き・・・。」

俺は遥を抱き寄せた。

いまさら気付いたんだ。

弥生は愛していた。
今は君が愛しくてたまらない僕は馬鹿ですか?

遥の目からはさっきよりたくさんの涙が流れた。