「坂本!!」

後ろから名前を呼ばれる。

「廉太郎?どうしたの?」

廉太郎は走ってきたようだ。

「ちょっと話がある・・・。」

真剣な目でいう廉太郎にあたしはついて行った。

「あのさ、好きなんだけど・・・。」

突然の告白に、思考停止なあたし・・・。

「え?」

つい聞き返してしまう。

「だから・・・。」

廉太郎はいつもクールだが、そのクールさと甘党というギャップが女子にモテる。
その廉太郎があたしに告るなんて・・・。

「好きなんだよ!!」

顔を赤くする廉太郎

「考えさせて・・・。」

遥の顔も赤くなる

「あのさ、もう答え決まってんだろ?」

廉太郎が言う。

「俺、さっき弥生とおまえが話してんの聞いてさ・・・。」

廉太郎は話してくれた。

ずっとあたしが好きだった事。
いつも新を見てたあたしに・・・。

廉太郎は気づいてくれた。