朝日が私を照らしている。彼と過ごしたわずか数ヶ月を忘れないように、ゆっくりと車を走らせる。

あゆみは廃墟で暮らすらしい。
そのかわり条件として彼の目だけは私に譲ってもらった。

あの駅を通り過ぎる。
たくさんの事件を
彼と共に探ったことを思い出す。