「着る服から食料。よき話し相手にもなってくれた。私が住めるようにこの机とカーテン、違う部屋にあるんだけどベッドも。私は一年半、何不自由なく暮らした。」

『今、その人は?』
「死んだわ。死んだ…いえ、私が殺したの。彼は眼球のコレクターだった。ここにある八割は彼が集めたものよ。別にそれはよかった。私も慣れたし、好きになっていったの。眼球が」
『じゃあ何で…?』
私と彼女の目があった。
彼女はうっすらと微笑んだ。