あの日廃墟で
あの日あの部屋で、私と彼女は五年ぶりの再開をした。
『あゆみ…。』
うずくまる一人の少女の名を呼んだ時、なんだか胸がくすぐったくなった。
そして彼女は言った。
「お姉ちゃん…。」