久々に来るはずの道が、ついさっき来たかのように思われる。
それくらいあの日の光景は私の目に焼き付いて離れない。

彼が押すカメラのシャッター音
あの不審な物音も昨日のことのようだ。

犯人を想像すると胸が高鳴った。
しかし知ってはいけない気もした。
想像がつかないのだ。
凶悪犯なのか
もしかしたら、とても純粋そうに見える女の子かもしれない。また、子供かもしれない。
世の中、わからないから…。