また一人で星を見ている。真冬の寒さと闇が私の肌に、瞳に、突き刺さる。

私はふと思った。
「電話、またしてくれる?」
私の相棒、西岡玲がきのうの電話で言っていた。
はたして、彼の言う“また"は何時間、何日、何ヶ月後のことなんだろう。