いつから、アタシは拓に引かれていたのかな?
拓は、アタシのドコが好きだったとか聞いとけばよかったね。
忘れもしないあのころ。
たしか、あの日がアタシ達が約束した日だよね?


11月15日・・・・・
いつもと同じように奈々と幼稚園に向かった。
でも、今日はいつもと違う。
そう、今日は遠足なんだ。
幼稚園からすこし離れた公園に行くんだ。
「たのしみだね~あいか」
ニコニコしながら奈々が言った。
「そーだねー」
手を繋ぎながら公園まで向かった。
雲一つないこの空はとても綺麗だった。
公園についてから、当たり前かのように愛華達は4人で遊んだ。
昼になって、ご飯を食べた、そのあとにクラス全員で鬼ごっこをした。
「はぁ、はぁ、つかれたねぇ・・・」
隣に居た侑に愛華は息切れしながら言った。
「そーだね、さすがにつかれた。」
侑の息切れをしていた。
服までびしょびしょだ。
「じゃ、いくねー」
そう言って侑は離れていった。
「くらくなってきた・・・・」
愛華は空を見上げながらつぶやいて走り出した。
「ガァーーー」
意味不明な言葉で拓が追ってきた。
小さかった愛華には、それがとても怖かった。
「ギャーーーーーーーーーーーーーーー」
愛華は泣き叫びながら無我夢中に走った。
ココがドコが分らなくなるぐらい・・・・・