たしか、アレは幼稚園のコト。
「愛華~奈々~そろそろ行くわよ~」
母の声がドコからか聞こえてきた。
「「はぁ~い」」
アタシは、今井愛華。
そして、奈々と呼ばれていたのがアタシの妹だ。
そう、アタシたちは双子なのだ。
顔はそんなに似てないが。
「ようちえん~ようちえん~」
アタシたちはよく手を繋いで幼稚園に向かったもんだ。
お母さんの一歩前を歩いて。



「じゃ、いい子にしてるのよ??」
アタシたちの頭をなでて、母は仕事場に向かった。
両親は共働きだったのだ。
「じゃあ、そこのお部屋行っててね~」
先生に言われるがままに部屋に向かった。


「「おはよー」」
いつも扉を開けたら、貴方達が居たのだけ覚えてるんだ。
「あ、あいかたち~おはよ~」
「おはよ~」
顔立ちがそっくりな男の子2人がよってきた。
拓と侑だ。
「「おはよ~」」
拓と侑も、アタシ達と同じ双子だ。
同じ点があるということでアタシ達は、仲良くなっていたのだ。
いわゆる幼馴染・・・・・
これが、アタシ達の無さそうである壁だったりするんだ。


いつも行動するときは4人で、どんなときも。
「じゃあ、次はあのすべりだいね~」
「うん!!」
もう、日課かのように4人で遊んだ「四葉公園」。
今でもまだ残ってるかな?