その後も、ずーっと恋バナ!!!!
先生に怒られたりもして、しぶしぶ愛華たちは眠りについた。



「ん・・・・」
なぜか目がパチっと開いた。
時計を見るとまだ2時で、皆はまだぐっすり寝ていた。
少し風に当たろうと、立ち上がろうとしたら何かが足に当たった。
あのオルゴールだった。
アタシは、そのオルゴールを持ち窓を開けた。
窓を開けると、少し肌寒い風がふいていた。
空を見上げると、とても綺麗な夜空が浮かんでいた。
「ぅわ・・・きれい・・・」
この夜空、2人で見たかった。
そんな思いが頭をよぎった。
ふと、手に持っていたオルゴールを見つめた。
今までの4人の日々がなぜかよみがえってきた。
考えれば考えるほど、後悔が残る。
「拓・・・・奈々・・・・侑・・・・」
なぜか名前を言ってしまった。
オルゴールを握り締めながら。


思ったんだ。
このオルゴールは、唯一アタシと拓がつながってる物って。
このオルゴールがなければ、アタシはこんなに拓のコトを思えなかった。
このオルゴールがなければ、アタシは真っ暗の世界を迷い続けてた。
そう、強く・・・強く思うんだ。
でも、こんな場面を見られていたなんて、アタシは気付きもしなかったんだ。
これが、大変な事になるなんて夢にも思わなかったんだ。