きがつくともう夕方になっていて、弟の優斗が帰ってきた。「お兄ちゃん…何かお客さんいるみたいだけど…。」優斗に言われた。「え?」玄関を除くと…原田が立っていた。うわ…。どうしよう…。一応出てみる…。「あっ!弘人っ!ごめん!来ちゃったぁ」来ちゃったぁ…じゃね-よ…と言いたいところを我慢して「おぅ!けどごめん、まだ熱あんだわ。移すとわりぃから今日は帰って?」最上級の俺の優しさだ。「え-っ、美樹にこんな暗い中帰れって?美樹弘人の風邪貰ってもいいからさ~今日泊めてよ!」…俺の中の何かがブチっと切れた。
「おぃお前ちょっと入れ」
近所迷惑になるといけないので俺は原田を中に入れた。
「おぃお前ちょっと入れ」
近所迷惑になるといけないので俺は原田を中に入れた。
