でも、優斗君なんで、ずっと目閉じてるんだろう 眠いのかなぁ 「伊織ちゃん、優斗、入学式に遅刻したらいけないから、もう行きなさい」 「はい。失礼します」 あたしがそう言うと、優斗君が立ち上がった あたしが理事長室を出ると後に続いて優斗君が出てきた。 あたしは自分の目を疑った。