「君が伊織ちゃん?」 「はぃ。」 あたしは、少し控えめに答える 「入学おめでとう。」 理事長は、優しく微笑んでくれる 「ありがとうございます」 あたしは、理事長の隣に居る男の子に目をやりながら答える 「あ、伊織ちゃん、 こいつは僕の息子の優斗。 伊織ちゃんと同い年だから、 仲良くしてやってね」 「は、はぃ」 あたしは慌てて返事をする