第二十三回 入学式



体育館に足を踏み入れると、

でかでかと書かれたソレが一番最初に目に入った。



「ゲ、あれ三年の灰野じゃね?!」

「は!?God Of Death 頭の灰野千鶴!?」

「あの赤髪は死神の頭しかいねーだろ!!」



ザワザワと騒がしくなる体育館にウンザリしながらも、

俺はキョロキョロと目的の人物を探す。



「あ、モモーーーー!!!」



可愛い俺のモモは青ざめた顔して

こっちを見つめていた。