「あはは、ソレで千鶴ヘコんでんの?まじウケる!」

「ーっせぇ、クソ遥!!」



あの後なにをしてもモモの機嫌は治らず、

登校も一人で先に行かれてしまった。



「でもさ、モモちゃんも今更じゃない?」

「あー?なにがだよ?」



今日も遥と二人屋上で煙草をふかす。

ぷかぷか浮かぶ、煙草の煙を眺めながら

遥の言葉に耳を傾けた。



あー…、

今ならムカつく遥さえも天使に見えるわー。