そしてその後さゆりが戻ってきた。


ぼくは忘れようとその後も必死に働いた。


さゆりは普通に文化祭を楽しでいた。


もしあの時、食堂であの光景を見なかったら本当にただ文化祭を楽しでいるように思えただろう…


でもぼくは確かにあの場所にいて、二人の話を聞いてて…そして…そしてなにもできなかった。


何より自分が許せない…あの男よりも。